185574 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

RUN FOR YOUR LIFE !!

RUN FOR YOUR LIFE !!

第19回日本海オロロンライントライアスロン

第19回日本海オロロンライントライアスロン国際大会

<序>
マラソン大会に参加するようになり、
しばらくして、この大会の存在を知りました。

日本海オロロンライントライアスロン国際大会。
スイム 2km
バイク 200.9km
ラン  41.8km
合計  244.7km

...マラソンだけでも死ぬ思いやのに、
こんなん参加すんの、絶対オカシイって。
そう思ってました。

...1年前。

オロロンについて、あるウワサが。
20回までは開催するが、その後は分からない...というウワサを耳にしました。
第18回大会の閉会式で、主催者がそう言ったというのです。
それが事実、となると、
参加するチャンスは最大でも2回。

ボクの好奇心に火がついた瞬間でした。

出たい♪
っつーか、出なきゃ!

で、出てみました(笑)。

会社の同僚からの「アホじゃねーの」視線攻撃に耐え、
朝5:00に起きて10kmランしたり、
会社帰りにプールに行ったり、
休みの日に自転車を乗りに行って、
コケて血だらけになったり、
変な日焼け跡を作ってみたり...。

完全にアホですわ(笑)。

でもね、
こんな自分、けっこう好きだったりするんですよ。

一応、オロロン完走記?です。

はい、読んでみたいと思った人。
あなたもアホの一人です(笑)。

まずは、今年の8月までの出来事です。

<2004年10月>
オロロンに関するウワサを耳にし、なぜか焦りました(笑)。
そして自転車購入。
その後「ゲッコー号」と名付けましたが、
すぐに長い冬に突入。
ついに翌年の4月まで乗らずに過ごしてしまいました(爆)。

<1月~>
プールに行きはじめました。
その昔、スイミングスクールに通っていたので、
ある程度は泳げるのですが、
初めのうちは100m泳ぐだけでも、
死にそうな思いをしていました。
それでも、この「一かき」がオロロンにつながると考えると、
止めようなんて思いませんでした。
さらにこのころ、走り込みと称し、
固く締まった雪の上をフツーのランシューで走り回ってました。
なんと月間走行距離200kmオーバー(←バカ)。

<2月>
トレーニングがてら?(けっこうマジ走りでした)、
実家のある愛媛マラソンに出場してきました。
teddyさん、ケロさん、サンキュー♪

<3月~4月>
まだまだ寒い北海道。
ランとスイム中心のトレーニングが続きます。
4月に入るとなんとか自転車に乗れるようになってきました。
ケツの痛さに涙しながらも、
風を感じる喜びに目覚めてきました。
そしてウェットスーツを購入。
嫁さんに、白い目で見られました(すまんのお)。

<5月>
徐々に追い込んで行こうと思い
トレーニングの量を増やして行きました。
途中、お楽しみの洞爺湖マラソンに参加。
走子さん&K-GOLDさん、楽しかったですね♪

<6月>
オロロンの参加申込完了。
後に引けなくなりました(笑)。

そして、初めてのトライアスロン大会に参加。
緊張のあまり身体は動かず、さらに過呼吸のような症状で、
スイムで溺れそうになりました(笑)。
か~な~り、反省。

<7月>
さらに引き続きトレーニング。
も、めっちゃ自転車乗りました(自分としては)。
めっちゃ泳ぎました(自分としては)。
走りは、あんまり(自分としては)...(笑)。
この頃、あまりにも疲れて精神的にもかなり参ってました。
コケて血だらけになったのもこの頃♪

<8月>
初めてウェットスーツを着て海水浴...ではなくトレーニング。
3in1の皆さん、ありがとうございました。
特に、こあきさん。多謝。
一人じゃとても出来ないっす。

で、この頃になると、まな板の上のコイ、ですな。
追い込んでもムダ?。
いかに疲労を抜き、身体を軽くするかを中心に考えました。
トレーニングの量を減らし、睡眠時間を多く取るように心掛けました。

で、運命の8月21日を迎えることになります。

それでは、改めて...。


<日本海オロロンライントライアスロン国際大会 完走記>

8月19日 金曜日

オロロンの公式スケジュールは金曜日から始まります。
13:00 選手受付開始。スイム公式練習開始。
16:30 競技説明会。
17:30 カーボパーティー。
...土曜日も同じようなスケジュールなので、
金曜日から絶対行かなきゃイケナイことはないのですが、
今回は、一人での参加のため、時間的な余裕を作るためにも、
金曜日から行くようにしました。
10:00頃出発。
14:00ごろ、スイム会場へ到着。
まずは、クラゲにビビりながらスイムの練習。
400mほど泳ぎ、ウェットスーツの具合や、
会場の雰囲気を把握しました。
それまで落ち着かなかった気持ちが、
すっと軽くなりました。

そして選手受付会場の増毛文化センターへ。
マッチョ祭りの様相を呈しています(笑)。

選手受付後、一旦宿舎へと向かいました。
金曜日と土曜日の宿は、「ホテル増毛」。
まあ、寝るだけなので何の期待もしてはいけないことは
100も承知なのですが、

酷過ぎねーか、ここ。

高価いし。

さて、また増毛文化センターへ戻り競技説明会に参加。

この会場の体育館が、かなり暑い。
しかもマッチョな野郎どもが密着して座っている状況。
暑くて息苦しくて...少し眠ってしまいました(笑)。

競技説明会が終わり、お待ちかねのカーボパーティーへ。
東京ヴェルディ所属の薄選手が近くにいたので、
いろいろとお話を伺うことが出来たのが最大の収穫...
のハズでしたが、
飲んでいたのであまり覚えていません(爆)。
また、その会場で苫小牧から参加されていた、
斉藤さんと遠藤さんと知合い、
その後、何かと行動を共にさせて頂くこととなりました。

宿に戻り就寝。
ラッキーなことに、金曜日は一人でした。
(基本的に相部屋システムです)。


8月20日 土曜日

公式スケジュールは、
10:00~13:00 スイム公式練習
13:00~15:00 バイク預託、ヘルメット検査
15:30~16:00 開会式
16:00~17:00 競技説明会
バイク預託、ヘルメット検査は、
選手本人による参加が義務づけられています。
(開会式も義務づけられていますが...まあ、ね。)

個人的な問題として、
自分の車をゴール地点である羽幌町まで
移動させておく必要がありました。
レースが始まると、リタイアしようがゴールしようが、
とにかく羽幌が終着地になります。

そこで事前に立てたスケジュールは、
朝早く起き、
まず羽幌町まで車で移動しゴール地点の道の駅に駐車。
その後公共交通機関を利用して増毛に戻り、
バイクの預託を行う、
というものでした。

が、結局、
前日知り合った、遠藤さん斉藤さんとバイクを預託した後、
一緒に車列を組んで羽幌まで移動し、
帰りは遠藤さんと斉藤さんのサポート車に同乗させてもらうことにしました。

で、開会式は...出てません...。

13:00
バイク預託会場で、こあきさんにお会いし、
お互いの健闘を誓い合い、
なんとかゴールするぞ!と気合をいれました。

バイク預託後、斉藤さん&遠藤さんと車列を組み羽幌へ。
自転車コースでもある国道を走りながら、
アップダウンの続く道のりに、嫌気が...。

羽幌のゴール地点に自分の車を停めた後、
サポート車に同乗し宿へ直行。
サエない食事に閉口しつつ、それでも満腹にしました。

余談ですが...
実はこの宿、招待選手の宿泊場所でもあります。
大会三連覇がかかるスミス・スチュワート選手や、
それを阻止しようと目論む濱野隆弘選手も一緒の宿です。

濱野選手は、Tシャツ&短パンというリラックスした格好で過ごしていました。
ま、我々と同じですね。
かたやスミス選手。
なんとずっと浴衣姿でした。
しかも、身長が190cmほどあるので、浴衣の裾がすね辺りまでしかありません(笑)。

また、食事もビュッフェ形式のレストランで、
我々と同じ場所で同じものを取るのですが、
スミス選手は基本的に米は食べない?ようです。
その代わり、フルーツを多く取ってました。
っつーか、皿の上はメロン祭り♪でした。

...そして。
今日の夜は、相部屋です。
いい方でラッキー♪

で、TVのレイザーラモンHGに爆笑しつつ、
なんとかレース用の荷物を纏め上げ、就寝。

レースを迎える緊張からドキドキ感が止まらない、かな?
と思ってましたが、すんなり寝てました。


8月21日 日曜日
午前3:00起床。
とりあえず缶コーヒーとカロリーメイトを腹に入れました。
顔を洗い、ひげを剃り、朝食会場へ。

2日間ほどショボイ食事だったのに、
この朝だけはやたらと豪華(っつてもタカが知れてる)。

支度を終わらせ、
荷物を持ち、スタート会場へ向かうバスに乗り込むと、
いやがおうにも緊張感が高まってきます。

自分の弱点として、
緊張するとお腹が痛くなるというのがあります。
...で、この日もやっぱり。
宿舎で2回。
スタート会場へ到着後3回。
最後の調整(軽量化)完了♪

トランジットエリアで
ウェットスーツを着込み、チャンピオンチップを足首に装着。
スイムキャップとゴーグルを手にし、
準備完了。

午前6:00最終点呼のため、スタート地点へ入ります。
そこで、こあきさんと遭遇。
やはり知合いに会うとほっとします。
心無しか少しレースの緊張感がほぐれたような気がしました。

午前6:10
スタートセレモニーが始まります。
地元の中学生のブラスバンドのファンファーレが鳴り響き、
司会者のナレーションにより会場の雰囲気もヒートアップしていきます。

そしてふいに、沈黙。

午前6:30 号砲。
スイムスタート。
スイムの制限時間は1時間10分。
自分の目標タイムは40分。
スタート直後の混乱を避けるため、ワンテンポずらしてスタート。
コースに向かい、一番左から泳ぎ始めました。
100mぐらい進むと腕が辛くなってきます。
で、少し休むのと、自分の位置を確認するために、
ちょっと止まってヘッドアップ。
「あれ?誰もいてへん...」
思いっきり、コースから外れて泳いでいました(笑)。
自分の方向音痴さに少し笑ってしまいました。

で、慌ててコースの方に戻ります。
なんとか集団の中へ戻ったのは良いのですが、
それからは、蹴ったり蹴られたり、
掴んだり引っ張ったりのバトルに巻き込まれてしまいました。
そういう状況を避けようとすると、
コースから大きくハズレてしまうので、
なるべく他の人とつかず離れず泳ぐことに苦労しました。

港の外に出ると、少し回りにも余裕が出来はじめ、
自分のペースで泳げるようになりました。

とにかくラクに泳ぎきりたい。
ゆったりと腕を伸ばすこと、水中にあまり深く腕を入れないこと、
キックはラクに打つこと、に集中。

港まで戻り、クラゲをかき分けてしばらく進むと、
スイムのゴール。

区間タイムは38分16秒。
上出来♪

温水シャワーで海水を洗い流し、
エイドで水分を補給し、
トランジットエリアへ。

ウェットを脱ぎ、バイクシャツを着ようとしますが、
汗で張り付き、なかなか巧く行きません。
トランジットエリアを脱出し、
バイクスタートするまで8分ほどかかってしまいました(爆)。
教訓:バイクウェアはあらかじめウェットの下に着ておくこと。

午前7:20頃 バイクスタート
ペダルを踏み込んだ瞬間、違和感。
...タイヤのエア、抜けてるっぽい。
前日のバイク預託時に10気圧近くまで入れておいたのですが、
朝、なにかとバタバタしていたため、チェックするのを忘れてました(爆)。

でも、走れない状態では無いと判断し、そのまま行くことにしました。

バイクは200.8kmの長丁場です。
バイクゴールまでの途中エイドは10か所。
おおよそ20kmごとにエイドがあります。

バイクをスタートし1時間後、
最初のエイドに到着。
しかし、あらかじめバイクに積んでおいたドリンクもあるし、
補給するには早すぎると判断し、何も取らずパス。
次のエイドで補給することにします。

ここまで約30km。
多少のアップダウンはありましたが、
まだまだ自転車を進める脚に余裕があります。
その後、20kmほどのフラットなコースが続きます。
バイクが得意な選手たちに次々と追い抜かれます。

バイクコースの50kmが過ぎると、小さなアップダウンが連続します。
それほど大きくないアップダウンなので、いい気分転換になります。

エイドでは、ジャムサンドイッチ、おにぎり、バナナ、
コーラ、ポカリ、アクエリアス、水、が準備されています。
エイドに入る手前で、
「何か欲しいですか~?」と聞かれます。
「水、ポカリ、サンドイッチー!!」と答えると、
ボランティアがそれを準備してくれます。
ただ、かなりスピードを落とさないと巧く取れません。
自分自身、初めのうち何度か失敗しました。
後半は、ヘロヘロになってきてますから、
自然とスピードも落ちてるんですけどね(笑)。

そしてオロロン最大の難所、初山別村、90km付近の山岳地帯へ。

知人からも聞かされてましたが、マジでキツイ。
それまで快調に進んで来たバイクが、
急に思うように進まなくなります。
ボクのバイクの車体はアルミ製なのですが、
鉛にでもなったかのように重く感じられます。

バイクのギヤを軽いものに落とし、やり過ごそうとします。

上りではどんなに頑張っても15km/hほどしか出せませんでした。
下りはラクなんですけどね...。
とてもキツい場所でしたが、
登り坂でけっこう追い抜きました。
少しは練習の成果あり?かな。

山岳地帯を抜け遠別町に入り、コースの状況も落ち着いてきます。
脚も何とか残せたしスピードアップ!と思い、
ペダルに力を込めます。
しかし、風向きが変わったのか、強い風が右から吹き付け、
感覚的には向かい風のように感じられます。
...スピードが一向に上がりません。

天塩町に入り、風が向い風に変わりました。
コースは平坦なのですが、バイクが一向に進みません。

すでにコースも130kmを越え、
身体のあちこちが辛くなってきます(特にケツ)。
それに加えての向かい風。
精神的にも肉体的にも参ってきました。

自問自答が繰り返されます。
「止めるか?」「あと70kmじゃ」「少し休めよ?」「制限時間があるやろ」
「なんでそんな辛いことやってんの?」
「...とにかく自分で終わらせるのは嫌なんじゃ!」
どうにか脚を止めず、遅いながらもひたすらバイクを進めます。

サロベツ原野から幌延町へ入る手前、140kmを越えた時、
ふいに声がかかりました。
「ひでさん、見っけ♪」
...こあきさんでした。
しばらく並走して(ドラフティングはしてません!)、喋りながら進みます。
これが大きな、とても大きな完走への助けとなったのは言うまでもありません。
>こあきさん、サンキュー♪

幌延町を越え、160km。
風が背中から感じられます。
一気にスピードアップを計りますが、
脚がついてきません。
次々と後続の選手に追い抜かれて行きます。

マジでタイムアウトを覚悟しました。
辛くて辛くて泣きそうでした。
自分のふがいなさに歯痒さを感じ、
それでも自転車を漕ぎ続けました。

15:11
バイクゴールの遠別町道の駅駐車場へ辿り着きました。
バイクゴール閉鎖15:20まで残り9分。
もうヘロヘロです。
ここまで来れたこと自体、不思議な感じでした。

もちろん脚なんか残ってません。

それでも、エイドで補給し、水をかぶり、
羽幌町のゴールに向けて走り始めました。

15:20
ランスタート。
残り41.8kmです。
バイクで通った道を戻って行きます。
残った力をふり絞りながら、
少しずつですが距離を稼いでいきます。

ランのコースは、
バイクで一番辛かった場所が設定されています。
山岳コースです。
ハッキリ言って、このコース設定はツライです。
それでも、レース前、絶対歩かねーぞ!と決めてました。
ゆっくりと走り続けます。

ランのコース中のエイドは14か所。
エイドに到着する度、
ボランティアからの声援と補給とエアーサロンパスで復活し、
コースに戻って行きます。

初めのエイドで、こあきさんとまたしても遭遇。
こあきさん「あれ、もしかして待っててくれてた?」
ひで「すみません。そんな余裕ナイです...」
で、そこからお互い自分との戦いを繰り広げることになりました。

さらに自分に難敵が...。
エイドでがぶ飲みしたコーラのせいか、
ガスでお腹が張ってきました。

これ、ものすごくツライ。
一人で走ってる間は、
ガスを噴射しながら走れますが
人を追い抜く時には、タイミングを計る必要があります。
追い抜く前にガスを噴射、追い抜いた後は距離を見て噴射。
まあ、マナーですね...。

そんなこともありながら、

山中に入りしばらくすると、
雲の切れ間から日本海に沈んで行く夕日が見えました。

夜が訪れます。

コースには主催者が設置した簡易電灯が灯っています。
その明りに導かれるように選手たちは走って行きます。

18:00を過ぎた頃から、雨が降り始めました。
徐々に雨足が強くなり、
コース上に水たまりが出来始めます。
身体が冷え始め、
腕を振ることさえも辛くなってきました。

もうエエか...。

そんな思いが頭をかすめます。

脚は、ほとんど残って無いので、
どんなに頑張っても、スピードを出して走れません。
さらにコースのアップダウンにもヤラレ気味。

疲れているけれど、まだ走れるのに、
自分から止めようとする心の弱さに負けそうになりながら、
応援メールをもらった友人や嫁さんのことを考え、
少しでもゴールに近付こうと、
もがき続けました。

次のエイドまで走ろう。

エイドに着く度、そう思い走り続けました。
コースのアップダウンより、迫って来る制限時間より、
自分の心との戦いの方がキツかったように思います。

立ち寄ったエイドの数も数えられなくなった頃、
「あと10km」の表示。

ああ、やっとここまで来たんだ、
そう思うと、不思議に脚に力が戻ってきました。
そこから何を考えたか、感じていたか
良く覚えていません。
とにかく感慨深くて、気を緩めると涙がこぼれそうになっていました。

羽幌町に入ると、沿道で街の方々が声援を送ってくれます。
雨の中、
声援を送ってくれます。
「おかえりなさーい」

今日一日、240km以上動き続け、
やっと戻って来たボクたちにかけてくれる言葉で、
これ以上のものは無いと思います。

ラスト5km。
動かないはずの脚が完全に戻ってきました。
いつもの、とまではいきませんが、
母指球で地面を蹴っている感覚。
ほんとに最後の最後で、
スピードが上がって行きます。

国道から左に曲がり、ゴールまで500m。

遠くの方で、
次々とゴールして行く選手をねぎらうかのような
アナウンスが聞こえてきます。

ああ、やっと帰って来た。
あと2分ほどで休める。

そう思いながら、一方で、
ああ、終わってしまう、
もう少し走っていたい...。

そんな強烈なジレンマに襲われました。

それでも確実にゴールは近付いてきます。

残り100m。
ゴールへの花道が設けられています。
自分のゴールコメントが読み上げられます。
コメントの内容は、
「友人、知人、応援してくれた皆に感謝します。
特に嫁さん、ありがとう」
って感じです。

思わず、両手を高く挙げ咆哮。
自分への最期のエール。

そして、
少し残った体力を使いきろうと、
全力で駆け抜けて、

ゴール。

ゴールした瞬間、
とても嬉しくて、
でも、
終わってしまった寂しさとか、
走りきった充実感とか、
友人の言葉とか、
優しさとか、
嫁さんのコトとか、
家族のコトとか、
雨の中、交通整理してたボランティアとか、
声援を送ってくれたおばあちゃんとか、
ホントに、
色んな思いが一気に涙になって溢れてしまいました。

人生何回目かのマジ泣きでした。

こんなに充実した13時間41分を与えてくれた、
大会に感謝。

来年は第20回記念大会。
もちろん参加します。

最高に充実した自分に出会うために。


<終わりに>
オロロン完走以降、燃え尽き症候群にかかりました。
別に走れない訳じゃなく、自転車に乗れない訳じゃなく、
泳げない訳じゃ無いのですが、
目標が見つからないんです。

短期的に目標を持つのと同時に、
長期的な大きな目標が必要だと教えてもらいました。

と、いうことで、現在35歳。

燃え尽き症候群対策として、
長期的な目標を設定します。
40歳までにアイアンマンジャパン出場。
45歳までにアイアンマンハワイ出場。
その間、フルマラソン、サブスリー達成。

どうだ!!
やるからにはマジで。
無理!と思える目標ぐらいがちょうど良い♪


© Rakuten Group, Inc.